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有価証券報告書-第17期(平成28年11月1日-平成29年10月31日) IR関連情報 | ベルグアース株式会社

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(1)

【表紙】

【提出書類】 有価証券報告書

【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項

【提出先】 四国財務局長

【提出日】 平成30年1月29日

【事業年度】 第17期( 自 平成28年11月1日 至 平成29年10月31日)

【会社名】 ベルグアース株式会社

【英訳名】 Ber g Ear t h c o. , l t d.

【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 山口 一彦

【本店の所在の場所】 愛媛県宇和島市津島町北灘甲88番地1

【電話番号】 0895- 20- 8231( 代表)

【事務連絡者氏名】 常務取締役経営管理部管掌 薬師寺 朝德

【最寄りの連絡場所】 愛媛県宇和島市津島町北灘甲88番地1

【電話番号】 0895- 20- 8231( 代表)

【事務連絡者氏名】 常務取締役経営管理部管掌 薬師寺 朝德

【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所

( 東京都中央区日本橋兜町2番1号)

ベルグアース株式会社(E 25969)

(2)

第一部 【企業情報】

第1 【企業の概況】

【主要な経営指標等の推移】

( 1) 連結経営指標等

回次 第13期 第14期 第15期 第16期 第17期

決算年月 平成25年10月 平成26年10月 平成27年10月 平成28年10月 平成29年10月 売上高 ( 千円) ― ― 4, 231, 829 4, 395, 994 4, 623, 167 経常利益又は経常損失( △ ) ( 千円) ― ― 57, 057 △ 91, 604 △ 71, 410 親 会 社 株 主 に 帰 属 す る 当 期 純

利 益 又 は 親 会 社 株 主 に 帰 属 す る当期純損失( △ )

( 千円) ― ― 33, 308 13, 981 △ 69, 178

包括利益 ( 千円) ― ― 30, 035 58, 732 △ 76, 138

純資産額 ( 千円) ― ― 1, 369, 260 1, 415, 959 1, 329, 123 総資産額 ( 千円) ― ― 3, 995, 228 3, 727, 160 3, 640, 818 1株当たり純資産額 ( 円) ― ― 958. 49 954. 54 891. 58 1 株 当 た り 当 期 純 利 益 金 額 又

は 1 株 当 た り 当 期 純 損 失 金 額 ( △ )

( 円) ― ― 26. 23 11. 01 △54. 48 潜 在 株 式 調 整 後 1 株 当 た り 当

期純利益金額

( 円) ― ― ― 11. 01 ―

自己資本比率 ( %) ― ― 30. 5 32. 5 31. 1

自己資本利益率 ( %) ― ― 2. 8 1. 2 ―

株価収益率 ( 倍) ― ― 44. 7 87. 8 ―

営業活動による キャッシュ・フロー

( 千円) ― ― 543, 104 △ 48, 520 203, 516 投資活動による

キャッシュ・フロー

( 千円) ― ― △391, 071 △416, 227 △ 106, 065 財務活動による

キャッシュ・フロー

( 千円) ― ― 488, 631 △ 42, 490 △ 99, 544 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残

( 千円) ― ― 931, 239 421, 706 419, 659 従業員数

( 名)

― ― 222 239 246

( 外、平均臨時雇用者数) ( ―) ( ―) ( 139) ( 154) ( 160) ( 注) 1.第15期より連結財務諸表を作成しているため、それ以前については記載しておりません。

2.売上高には、消費税等は含まれておりません。

3.第15期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりま せん。

4.第17期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期 純損失であるため記載しておりません。

5.第17期の自己資本利益率及び株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失であるため記載して おりません。

ベルグアース株式会社(E 25969)

(3)

( 2) 提出会社の経営指標等

回次 第13期 第14期 第15期 第16期 第17期

決算年月 平成25年10月 平成26年10月 平成27年10月 平成28年10月 平成29年10月 売上高 ( 千円) 3, 810, 198 4, 028, 011 4, 213, 205 4, 374, 173 4, 604, 620 経常利益又は経常損失( △ ) ( 千円) 222, 677 262, 523 94, 609 5, 075 △ 22, 031 当期純利益

又は当期純損失( △ )

( 千円) 140, 287 168, 011 45, 620 △ 34, 192 △ 60, 161 持分法を適用した場合の投資利

( 千円) ― ― ― ― ―

資本金 ( 千円) 331, 494 331, 494 331, 494 331, 494 331, 494 発行済株式総数 ( 株) 1, 269, 900 1, 269, 900 1, 269, 900 1, 269, 900 1, 269, 900 純資産額 ( 千円) 1, 035, 387 1, 195, 464 1, 229, 376 1, 178, 540 1, 107, 948 総資産額 ( 千円) 2, 643, 054 2, 947, 979 3, 424, 631 3, 137, 683 3, 033, 374 1株当たり純資産額 ( 円) 815. 33 941. 43 968. 20 928. 16 872. 57 1株当たり配当額

( うち1株当たり中間配当額) ( 円)

7. 00 10. 00 10. 00 10. 00 10. 00 ( ―) ( ―) ( ―) ( ―) ( ―) 1株当たり当期純利益金額又は

1株当たり当期純損失金額( △ )

( 円) 110. 47 132. 31 35. 93 △ 26. 93 △ 47. 38 潜在株式調整後

1株当たり当期純利益金額

( 円) ― ― ― ― ―

自己資本比率 ( %) 39. 2 40. 6 35. 9 37. 5 36. 5

自己資本利益率 ( %) 14. 5 15. 1 3. 8 ― ―

株価収益率 ( 倍) 13. 6 11. 3 32. 6 ― ―

配当性向 ( %) 6. 3 7. 6 27. 8 ― ―

営業活動による キャッシュ・フロー

( 千円) 282, 795 285, 653 ― ― ―

投資活動による キャッシュ・フロー

( 千円) △ 195, 531 △ 383, 356 ― ― ― 財務活動による

キャッシュ・フロー

( 千円) 20, 042 111, 936 ― ― ―

現金及び現金同等物 の期末残高

( 千円) 274, 351 288, 550 ― ― ―

従業員数

( 外、平均臨時雇用者数)

( 名)

170 197 207 217 214

( 122) ( 135) ( 139) ( 138) ( 141) ( 注) 1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

2.持分法を適用した場合の投資利益については、第13期及び第14期においては関連会社が1社ありますが、損 益及び利益剰余金等からみて重要性が乏しいため記載しておりません。

3.第13期から第15期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載 しておりません。第16期および第17期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は 存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

4.第15期より連結財務諸表を作成しているため、第15期から第17期までの持分法を適用した場合の投資利益、 営業活動によるキャッシュ・フロー、投資活動によるキャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フ ロー及び現金及び現金同等物の期末残高は記載しておりません。

5.第16期及び第17期の自己資本利益率、株価収益率及び配当性向については、当期純損失であるため記載して おりません。

ベルグアース株式会社(E 25969)

(4)

【沿革】

当社代表取締役社長山口一彦が、平成8年2月、愛媛県北宇和郡津島町( 現 宇和島市津島町) において野菜苗の生 産を目的とする会社として、有限会社山口園芸( 平成16年1月に株式会社に組織変更) を設立しました。同氏が農業の 企業的経営を実践し、上場企業を志向しておりましたが、有限会社山口園芸は農地法で規定された農業生産法人( ※ 1) であることから、同法の規定により上場企業となることができませんでした。そのことに加え、仕入販売部門と 研究開発部門を別会社で行う方針であったため、平成13年1月、有限会社山口園芸から一部の業務を譲受け、当社を 設立しました。

その後、平成18年11月、株式会社山口園芸の株主であった当社代表取締役社長山口一彦並びに専務取締役山口眞由 子は、保有する同社株式を同社経営陣に譲渡すると同時に同社取締役から退き、上場を目指す当社の経営に専念する こととしました。この結果、株式会社山口園芸は人的及び資本的に当社とは別法人となり現在に至っております。  

※ 1 農業生産法人とは、農業経営を行うために農地を取得できる法人であり、株式会社の場合、株式譲渡制限会社( 公開会社でない) に限 られます。また、事業や構成員、役員についても一定の要件があります。

ベルグアース株式会社設立以降の経緯は、次のとおりであります。

年月 概要

平成13年1月 種苗・農業資材の仕入販売及び研究開発を事業目的として、ベルグアース株式会社を設立。 主に営利農家向け野菜苗の販売を開始。

平成14年1月 研究開発棟を愛媛県北宇和郡津島町( 現 宇和島市津島町) の本社農場に新設。

平成15年11月 日立キャピタル株式会社とクレジットシステム取扱加盟店契約を締結し、代金決済システム 「E SOCS( エソックス) 」による販売を開始。

平成16年3月 大手ホームセンターと売買契約を締結し、本格的に家庭園芸向け野菜苗の販売を開始。 平成17年9月 オリジナル製品「e苗シリーズ( eナチュレ) 」の試験販売を開始。

平成17年11月 農業経営基盤強化促進法改正( 平成17年9月1日施行) により、当社でも農地の賃借が可能となる ことを前提に、株式会社山口園芸から一次育苗部門と接ぎ木部門を譲受け、同社の従業員107名が 当社に移籍し、自社生産を開始。

平成18年4月 閉鎖型苗生産装置を愛媛県宇和島市の本社農場に新設。

平成19年4月 JA全農長野から長野県東御市の育苗センター施設を譲受け、長野農場を開設し、二次育苗の自 社生産を開始。

平成19年7月 オリジナル製品「e苗シリーズ( eパワー、eパワーα ) 」の生産販売を開始。

平成20年2月 岩手県花巻市から第三セクター「株式会社とうわアグリトピア公社」の施設を譲受け、いわて花 巻農場を開設。

平成20年7月 長野農場を増設。

平成21年8月 愛媛県宇和島市内で、コンビニエンスストア( サークルK) のフランチャイズ店舗運営を開始。 平成22年11月 愛媛県の「えひめの食材」販売開拓支援事業並びに集荷・配送テスト便運営事業を受託し、農産

物の仕入販売事業を開始。

平成23年11月 大阪証券取引所JASDAQ( スタンダード) に株式を上場。 平成24年3月 茨城県常陸大宮市に「茨城農場」を新設。

平成25年3月 愛媛県松山市に「松山農場」を新設。

平成25年4月 大分県玖珠郡九重町に㈱山口園芸との共同出資により「株式会社九重おひさまファーム( 現・関連 会社) 」を設立。

平成25年7月 平成25年7月16日付で行われた大阪証券取引所の現物市場の東京証券取引所への統合に伴い、東 京証券取引所JASDAQ( スタンダード) へ株式を上場。

平成26年3月 福島県伊達郡川俣町に「ベルグ福島株式会社( 現・連結子会社) 」を設立。 平成26年3月 茨城農場を増設。

平成26年6月 愛媛県伊予郡松前町に「ファンガーデン株式会社( 現・関連会社) 」を設立。

平成26年11月 「青島芽福陽園芸有限公司( 現・連結子会社) 」の第三者割当増資を引き受け、海外事業を開始。 平成27年3月 高知県高岡郡四万十町に㈱山口園芸との共同出資により「四万十あおぞらファーム株式会社( 現・

関連会社) 」を設立。

平成29年8月 千葉県旭市に「株式会社むさしのタネ( 現・連結子会社) 」を設立。

ベルグアース株式会社(E 25969)

(5)

3 【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社( ベルグ福島株式会社、青島芽福陽園芸有限公司、 株 式 会 社 む さ し の タ ネ ) 、 関 連 会 社 ( フ ァ ン ガ ー デ ン 株 式 会 社 、 株 式 会 社 九 重 お ひ さ ま フ ァ ー ム 、 四 万 十 あ お ぞ ら ファーム株式会社) の7社で構成されており、野菜苗生産販売事業、流通事業、海外事業を主な事業として取り組んで おります。

当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであ ります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。

( 1) 野菜苗生産販売事業

野菜苗生産販売事業は、当社グループの主力事業として、野菜の中でも主に果菜類( ※ 2) の接ぎ木苗の生産・販 売を行っております。野菜苗の中でも、接ぎ木しない実生苗( ※ 3) に比べて接ぎ木苗の生産には高いレベルの技術 を要し、また、多額の設備費用がかかることから、異業種による新規参入が困難とされております。当社は、この 野菜接ぎ木苗生産に特化していることから、1年を通しての納品が可能であり、全国各地の野菜産地及びホームセ ンターなどの量販店へと販売網を拡大しております。

接ぎ木とは、植物の一部を切り離し、別の植物とつなぎ合わせることで、双方の性質の長所を持ち合わせた新し い植物を作り出す技術であり、連作障害( ※ 4) や病害虫に強く、生産性に優れた育てやすい植物を作ることができ ます。

近年、接ぎ木苗の需要が拡大してきた背景には、ビニールハウス等での施設栽培( ※ 5) が普及したことが考えら れます。これまで主流であった露地栽培( ※ 6) と異なり、施設栽培では1年を通して野菜の生産が可能であり、そ の結果、農地のフル活用が原因で特定の細菌やウイルスなどの病原体が土壌中に増加し、さらに施設内保温により 害虫が繁殖するようになりました。このため、病気及び害虫対策として接ぎ木苗の利用が増加し、現在の施設栽培 では、接ぎ木苗がなくては栽培が不可能に近い状態であると言われております。

( 主 な 関 係 会 社 ) 当 社 、 ベ ル グ 福 島 株 式 会 社 、 株 式 会 社 九 重 お ひ さ ま フ ァ ー ム 、 四 万 十 あ お ぞ ら フ ァ ー ム 株 式 会 社、ファンガーデン株式会社

※ 2 果菜類とは、キュウリ・トマト・ナスのように果実の利用を目的とする野菜の総称。 ※ 3 実生苗とは、植物の種子を発芽させて、そのまま育てた苗のこと。

※ 4 連作障害とは、同じ畑で同じ野菜や同じ仲間の野菜を毎年連続して栽培したときに生育が極端に悪くなったり、枯れたりする生 育障害のこと。

※ 5 施設栽培とは、強風、低温及び乾燥などから作物を保護するために温室やビニールハウス等の施設を利用して栽培すること。 ※ 6 露地栽培とは、作物を屋外の畑で栽培すること。

当社の野菜接ぎ木苗の生産工程を図示すると、次のとおりであります。  

ベルグアース株式会社(E 25969)

(6)

① 当社グループを取り巻く環境

当社グループ製品の主なエンドユーザーは、野菜を生産している全国の農家及び農業法人であります。

農林水産省が平成28年3月25日に公表した農林業センサス( ※ 7) によると、平成27年2月1日現在の農業就業人 口は209万人と5年前の前回調査より51万人( 19. 5%) 減少し、平均年齢は66. 4歳( 65歳以上が占める割合は63. 5%) と 高齢化が進んでおります。

また、農林水産省が平成29年12月26日に公表した統計によると、平成28年の農業総産出額は9兆2, 025億円で前年 と比べ4. 6%増加したものの、昭和59年のピーク時( 11兆7, 171億円) と比べると約21%減少しております。

このような状況のもと、野菜類の産出額は、長期的には生産者の高齢化等による作付け面積等の減少に伴い減少 傾 向 で 推 移 し て お り ま し た が 、 原 産 地 表 示 の 導 入 、 輸 入 野 菜 に よ る ト ラ ブ ル が 頻 発 し た こ と か ら 、 国 内 消 費 者 の 「国産の安全・安心な野菜」を求める志向が高まり需要が顕著に推移し、平成28年は2兆5, 567億円( 前年比6. 9% 増) と全体の27. 8%を占めており、米の産出額1兆6, 549億円( 前年比10. 4%増) を上回る産出額となっております。 また、近年の加工用や業務用への国内野菜を求めるニーズも高まっており、野菜類は国内農業の中で比較的強い競 争力を保持しております。

※ 7 農林業センサスとは、わが国農林業の生産構造、就業構造を明らかにするとともに、農山村の実態を総合的に把握し、農林行政 の企画・立案・推進のための基礎資料を作成し、提供することを目的に、5年ごとに行う調査であります。

② 農業の分業化

従来の果菜類生産者は、野菜の種子を購入し、播種→苗生産→定植→栽培→収穫の全工程を行うことが一般的で した。最近では、一般的な施設栽培において連作障害を回避するために接ぎ木苗が必須となったことに加え、農家 の高齢化が進んだ結果、農家が苗生産を行わず、購入する時代へと変化してきました。

このような接ぎ木苗の購入需要の高まりと農業の分業化という時代の流れを受けて苗生産会社が誕生し、いまや 接ぎ木苗の生産事業は、農業の成長には必要不可欠な業種となっております。

③ 野菜苗マーケット

農業就業者の高齢化及び後継者不足は、日本農業の将来に関わる深刻な問題であり、当然ながら、当社において もマーケットの縮小に繋がる重要な問題であると認識しております。しかしながら、前述のように野菜接ぎ木苗の 購入需要は、このような農業界の変化を受けて増加傾向にあり、今後もマーケットの拡大が予想されております。

ま た 、 近 年 で は 団 塊 世 代 を 中 心 と し た 家 庭 園 芸 ブ ー ム が 起 き て お り 、 接 ぎ 木 苗 の マ ー ケ ッ ト は 営 利 農 家 向 け と ホームセンター等の家庭園芸向けの両方で拡大しており、当社への追い風となっております。

ベルグアース株式会社(E 25969)

(7)

④ 当社グループの特徴 a.全国展開

当社グループは、日本全国へ営業展開し、直営農場の新設や委託生産による分業体制を敷いたことで、これま で農業が抱えてきた安定的供給が困難であるという問題点を克服し、年間を通して安定した受注・生産が出来る 体制を構築しております。また、今後も生産量の拡大に併せて直営農場の拡大と新規委託先の開拓を並行して続 けていく方針であります。

なお、当社グループの生産拠点を図示すると次のとおりであります。

ベルグアース株式会社(E 25969)

(8)

b.断根接ぎ木生産

当社グループは、断根接ぎ木技術を用いて野菜接ぎ木苗を生産しております。断根接ぎ木とは、培地に植える 部分の根となる植物( 台木) の元々の根を切り落とし、その台木と実がなる部分の植物( 穂木) を接ぎ木した後に新 たな培地に植えることで穂木と台木の接合とほぼ同時に、新しい根を発生させる技術であります。新しく出る根 は、若く元気で本数も多く、苗自体に活力を持たせることができます。また、断根により苗サイズを揃えること もできます。

キュウリやメロン等のウリ科野菜については断根接ぎ木が普及しておりますが、トマトやナス等のナス科野菜 を断根接ぎ木によって生産する育苗業者は稀であります。これは、ナス科野菜の場合は、根を付けたまま接ぎ木 す る 方 法 と 比 べ て 、 断 根 接 ぎ 木 後 の 栽 培 技 術 の 習 得 に 経 験 を 要 す る た め で あ り ま す 。 当 社 グ ル ー プ で は 、 長 年 培ってきた栽培技術によって独自の栽培方法を確立しており、接ぎ木作業は主に本社農場で集約生産し、その後 の二次育苗拠点を順次拡大していく生産方式によって生産効率を高めてまいりました。

c.閉鎖型育苗施設

閉鎖型育苗施設は、完全に外の環境から隔離された空間内で「光・温度・二酸化炭素・水」を人工的にコント ロ ー ル し て 苗 を 育 て る 設 備 で あ り 、 当 社 は 、 平 成 18年 4 月 に 同 施 設 を 建 設 し ま し た 。 同 施 設 の 最 大 の メ リ ッ ト は、病害虫の侵入を最小限に抑えることが出来る点にあります。これにより、農薬使用量を飛躍的に減らし、安 心・安全な苗を生産することが可能となります。さらに、低温育苗によるトマトの第一花房着生葉位の低段化( ※ 8) 、初期生育がスピードアップされることによる生育日数の短縮、アントシアニンの増加( ※ 9) 及び茎の肥大な どのメリットもあります。

※ 8 トマトは通常、第一花房( 一番始めに付く花芽) が8段目( 本葉8枚目の位置) 前後ですが、夏の温度の高い時期に育苗すると花芽 の分化より葉の分化の方が強まり、第一花房が10段以上となることが多くなります。このことにより「最初の収穫が10∼20日程 度遅くなる」、「収穫の終わる時期は同じなので最終収量も少なくなる」、「実の付く位置が高くなり作業効率が悪くなる」な どの問題が発生します。閉鎖型育苗施設は人工的に温度の制御ができるためトマトにとって最適な環境を作り出せます。このこ とにより夏期でも第一花房が8段目前後の安定したトマト苗生産が可能となり、付加価値の高い苗を作り出すことが可能であり ます。

※ 9 アントシアニンとは、ブルーベリーなどの植物に含まれている紫色の色素のことで、光合成産物の一種であります。閉鎖型育苗 施設で生産したトマト苗は、葉の裏に驚くほどのアントシアニンが現れます。通常のハウス育苗で現れるアントシアニンは、低 温・リン欠乏など過度のストレスがかかった結果現れますが、閉鎖型育苗の場合は、光合成を活発に行った結果、多量の光合成 産物が存在することにより現れるもので、元気な苗の証拠であります。

ベルグアース株式会社(E 25969)

(9)

d.オリジナル製品 〔アースストレート苗〕

アースストレート苗は、根鉢( 土の部分) を不織布で包んでいる点に特徴があります。一般的なポリ鉢の苗で は生産者が農場に苗を植える際にポリ鉢を外す手間が必要ですが、不織布はそのまま農場に植えることができ るため、苗を植える際の手間が省け、さらに廃棄ゴミも出ないため環境に優しい苗でもあります。また、根鉢 がポット苗より小さいため、輸送コストの大幅カットも実現しております。

〔ヌードメイク苗〕

ヌードメイク苗は、接ぎ木直後の苗を他の農場に効率良く運ぶために開発された断根接ぎ木作業直後の半製 品状態の苗であります。当社は当初、この手法を用いて農場間の移動にのみ活用しておりましたが、自分で接 ぎ木苗を生産したいが接ぎ木作業の手間や技術を考えると生産に不安があるという野菜生産者や育苗業者( 断根 接ぎ木苗の二次育苗が可能なユーザー) からの要望に応え、「ヌードメイク苗」として販売しております。

〔e苗シリーズ〕

e苗は、閉鎖型育苗施設を活用して生産した野菜苗であり、同施設内で光量、水分量、温度、二酸化炭素濃 度を人工的に制御し、植物にとって最適な環境で育苗することにより「病虫害のリスクが少ない、旺盛な生長 力、無農薬育苗、花芽の低段化等」の付加価値の高い野菜苗として販売しております。

〔高接ぎハイレッグ苗〕

高接ぎハイレッグ苗は、トマト苗を通常よりも高い位置で接ぎ木を行うことで、青枯れ病の発病抑制効果を 高めた苗であります。なお、苗の規格は、アース40・アース50・9㎝ポットの3規格から選択が可能でありま す。

〔ウイルスガード苗ZY〕

ウイルスガード苗ZYは、キュウリ苗にワクチン( キュービオZY−02) を接種し、アブラムシが媒介する ズッキーニ黄班モザイクウイルスによるモザイク病・萎凋症の発病抑制効果を高めた苗であります。なお、苗 の規格は、アース40・アース50・9㎝ポットの3規格から選択が可能であります。

e.システム化

当社グループでは、生産管理システム及び販売管理システムを独自開発によって導入しております。近年、顧 客ニーズの高まりによって、接ぎ木苗業界は多品目多品種生産を余儀なくされており、生産計画が複雑化する傾 向にあります。これにより、受注から出荷までの一連の工程を委託先も含めシステム管理することで、苗の生産 計画、進捗管理及び在庫管理といった情報のリアルタイム化を実現することができ、顧客の急な需要にもタイム リーに対応することが出来ております。また、在庫管理システムから顧客向けにインターネット上に在庫苗情報 「ほうさく. ネット」を掲載し、販売機会の増加にも繋がっております。

ベルグアース株式会社(E 25969)

(10)

( 2) 流通事業

流通事業は、野菜苗生産販売事業の知名度と全国展開を活かし、農業資材や農産物等の仕入販売を行っておりま す。農業資材部門では、当社の得意分野である培養土などのオリジナル商品の販売に注力しております。

また、小売業のノウハウ吸収を目的に愛媛県宇和島市内においてコンビニエンスストア( サークルK 1店舗) の運 営を行っております。

なお、コンビニエンスストア事業につきましては、平成29年10月31日をもって撤退いたしました。

(主な関係会社)当社  

( 3) 海外事業

海外事業は、中国山東省にて野菜苗及び花苗の生産、鉢花( シクラメン) の生産、トマト等の青果物の生産を中心 とした施設園芸及び生産技術開発、また、海外での事業展開に向け市場調査等を行っております。

(主な関係会社)当社、青島芽福陽園芸有限公司

( 4) その他の事業

当連結会計年度より、貸し農園事業並びに育種事業を開始しております。

貸し農園事業は、平成29年4月より愛媛県松前町にて区画整備された畑を個人や企業へ貸し出し、体験型農園の 運営を行っております。

育種事業は、平成29年8月に千葉県旭市に株式会社むさしのタネを設立し、種子の育種及び品種開発等を行って おります。

(主な関係会社)当社、株式会社むさしのタネ

事業の系統図は、次のとおりであります。  

ベルグアース株式会社(E 25969)

(11)

4 【関係会社の状況】

名称 住所

資本金又は 出資金 ( 千円)

主要な事業 の内容

議決権の所有 ( 被所有) 割合

( %)

関係内容

( 連結子会社)

ベルグ福島株式会社 ( 注) 1、2

福島県伊達郡川俣町 125, 500 野菜苗生産 40. 0

当社製品の生産 役員の兼任4名 債務保証 青島芽福陽園芸有限公司

( 注) 2

中華人民共和国 山東省青島即墨市

400, 000 ( 米ドル)

野菜苗・鉢花( シクラ メン) ・青果物生産

62. 5 役員の兼任1名

株式会社むさしのタネ 千葉県旭市 10, 000

種 子 の 育 種 及 び 販 売、研究開発

90. 0

役員の兼任1名 債務保証 ( 持分法適用関連会社)

ファンガーデン株式会社 愛媛県伊予郡松前町 73, 000 総合園芸小売事業 25. 7

当社製品の販売 役員の兼任1名 債務保証

( 注) 1.持分は100分の50未満でありますが、実質的に支配しているため子会社としております。 2.特定子会社であります。

ベルグアース株式会社(E 25969)

(12)

5 【従業員の状況】

( 1) 連結会社の状況

平成29年10月31日現在

セグメントの名称 従業員数( 名)

野菜苗生産販売事業

215 ( 153) 流通事業

2 ( 6) 海外事業

11 ( −) その他の事業

4 ( −) 全社( 共通)

14 ( 1) 合計

246 ( 160) ( 注) 1.従業員数は就業人員であります。

2.従業員数には、準社員、契約社員を含めております。

3.従業員数欄の( 外書) は、パート社員、期間従業員、アルバイト、派遣社員、外国人実習生の年間平均人員 ( 1日を7. 5時間で換算) であります。

4.全社( 共通) は、総務及び経理等の管理部門の従業員であります。  

( 2) 提出会社の状況

平成29年10月31日現在 従業員数( 名) 平均年齢( 歳) 平均勤続年数( 年) 平均年間給与( 円)

214 ( 141)

36. 3 5. 9 3, 631, 282

セグメントの名称 従業員数( 名)

野菜苗生産販売事業

193 ( 134) 流通事業

2 ( 6) 海外事業

4 ( −) その他の事業

1 ( −) 全社( 共通)

14 ( 1) 合 計

214 ( 141) ( 注) 1.従業員数は就業人員であります。

2.従業員数には、準社員、契約社員を含めております。

3.従業員数欄の( 外書) は、パート社員、期間従業員、アルバイト、派遣社員、外国人実習生の年間平均人員 ( 1日を7. 5時間で換算) であります。

4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 5.全社( 共通) は、総務及び経理等の管理部門の従業員であります。

( 3) 労働組合の状況

現在、労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

ベルグアース株式会社(E 25969)

(13)

第2 【事業の状況】

1 【業績等の概要】

( 1) 業績

当 連 結 会 計 年 度 に お け る 我 が 国 の 農 業 を 取 り 巻 く 環 境 は 、 国 内 市 場 の 縮 小 、 農 業 従 事 者 の 高 齢 化 及 び 後 継 者 不 足、耕作放棄地当連結会計年度における我が国の農業を取り巻く環境は、少子高齢化や人口減少に伴う食料消費の 縮小、農業従事者の高齢化及び後継者不足、耕作放棄地の拡大等に加え、天候不順や大雨などの災害による全国各 地での農業被害も多く発生しており、厳しい状況が続いております。一方、国は食料自給率の維持向上、農業者の 所得向上と持続可能な農業構造の実現に向け、6次産業化等の推進、農産物・食品の輸出拡大、農業経営の法人化 や経営の多角化等を推進するとともに、農業制度金融の充実を図り農業の内外からの新規就農の支援等、政策目標 を設定し様々な施策を実行に移すなど、徐々にではありますが国を挙げての農業改革が進められております。

このような農業環境のもと、当社グループは、引き続き野菜苗市場におけるシェアの拡大並びに生産性及び品質 の 向 上 に 努 め て ま い り ま し た 。 ま た 、 海 外 事 業 及 び 園 芸 小 売 事 業 等 に 加 え 、 新 た に 千 葉 県 旭 市 に 育 種 会 社 を 設 立 し、事業のグローバル化及び多角化を積極的に取組み企業価値の向上に努めてまいりました。

この結果、当連結会計年度の業績は、売上高4, 623, 167千円( 前期比5. 2%増) 、営業損失59, 175千円( 前期は営業損 失98, 418千円) 、経常損失71, 410千円( 前期は経常損失91, 604千円) 、親会社株主に帰属する当期純損失69, 178千円 ( 前期は親会社株主に帰属する当期純利益13, 981千円) となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高 を記載しております。

① 野菜苗生産販売事業

当事業部門におきましては、閑散期間である11月から1月にかけての受注拡大に向け、茨城農場を拠点として の営業推進、品質改善等を取組んだ結果、茨城県向けのピーマン、メロン苗や全国のホームセンター向けの玉ね ぎ苗の売上が増加、また、ベルグ福島の生産能力拡大もあり、関東、東北向けのキュウリやトマト等の接ぎ木苗 が増加しました。さらに、春から夏にかけて熊本や福岡を中心に九州向けのトマト苗等が好調に推移しました。

一方、損益面におきまして、人件費等の増加はあったものの、ベルグ福島の本格稼動に伴い生産効率の向上、 自社農場での生産能力の拡大により製造コストの削減につながりました。

こ の 結 果 、 当 連 結 会 計 年 度 の 業 績 は 、 売 上 高 4, 345, 685千 円 ( 前 期 比 5. 6% 増 ) 、 セ グ メ ン ト 利 益 ( 営 業 利 益 ) 364, 175千円( 前期比29. 4%増) となりました。

品目分類別の売上高は次のとおりであります。

品目分類 売上高 ( 千円) 前期比 ( %)

トマト苗 2, 071, 638 106. 0

キュウリ苗 1, 177, 612 104. 6

ナス苗 363, 312 98. 8

スイカ苗 247, 409 107. 3

メロン苗 180, 087 108. 6

ピーマン類苗 ( 注) 160, 390 120. 2

その他 145, 233 107. 3

合 計 4, 345, 685 105. 6

( 注) ピーマン類として、ピーマン・パプリカ・シシトウ・トウガラシをまとめて表示しています。  

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(14)

規格分類別の売上高は次のとおりであります。

規格分類 売上高 ( 千円) 前期比 ( %)

ポット苗( 7. 5㎝∼15㎝) 2, 241, 274 104. 2

当 社 オ リ ジ ナ ル ( ア ー ス ス ト レ ー ト 苗 、 ヌ ー ド メ イ ク 苗、e苗シリーズ等)

1, 339, 770 109. 2

セル苗( 288穴∼72穴) 718, 365 102. 1

その他 46, 275 149. 4

合 計 4, 345, 685 105. 6

( 注) ポット苗は、ポリエチレンのポット( ポリ鉢) で育苗した一般的な苗であり、ポットのサイズが大きくなると 苗のサイズも大きくなります。セル苗は、小さな穴が連結した容器( セルトレー) で育苗した苗であり、穴数 が増えると苗のサイズが小さくなります。

納品地域分類別の売上高は次のとおりであります。

納品地域分類 売上高 ( 千円) 前期比 ( %)

北海道・東北 546, 103 105. 5

関東 1, 506, 039 106. 7

中部・甲信越・北陸 652, 225 96. 8

近畿・中国 523, 751 106. 5

四国 389, 722 106. 8

九州・沖縄 727, 842 111. 3

合 計 4, 345, 685 105. 6

② 流通事業

コンビニエンスストア部門の売上高は156, 643千円( 前期比3. 8%増) 、資材部門の売上高は73, 827千円(前期比 9. 0%減)、農産物部門の売上高は27, 668千円(前期比2. 7%減)となりました。

この結果、当連結会計年度における流通事業全体の業績は、売上高258, 139千円( 前期比0. 9%減) 、セグメント 損失( 営業損失) 12, 244千円( 前期はセグメント損失15, 613千円) となりました。

③ 海外事業

当事業部門におきましては、中国山東省にて野菜苗及び花苗の生産、鉢花( シクラメン) の生産、トマト等の青 果物の生産を中心とした施設園芸及び生産技術開発の為の試験等を行っております。また、当連結会計年度より 海外事業部門を新設して人員を増員することで、海外事業の本格化に向けて技術開発並びに中国国内を中心に農 業関連マーケット調査や市場開拓等を強化して、現地企業との連携機会を増やし、事業拡大に向け積極的に取り 組みを進めております。

当連結会計年度の業績は、売上高18, 729千円( 前期比14. 2%減) 、セグメント損失( 営業損失) 55, 241千円( 前期は セグメント損失9, 094千円) となりました。

④ その他の事業

 当連結会計年度において、貸し農園事業及び育種事業を開始しており、売上高は612千円、セグメント損失 (営業損失)は12, 095千円となりました。

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(15)

( 2) キャッシュ・フローの状況

当 連 結 会 計 年 度 に お け る 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高 は 、 前 連 結 会 計 年 度 末 と 比 べ 2, 046千 円 ( 0. 5%) 減 少 の 419, 659千円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは、203, 516千円( 前連結会計年度は△48, 520千円) となりました。これは、税 金等調整前当期純損失88, 767千円、減価償却費196, 181千円、売上債権の増減額△38, 889千円、未収消費税等の増減 額35, 603千円、持分法による投資損益30, 904千円等によるものであります。

投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー は 、 △106, 065千 円 ( 前 連 結 会 計 年 度 は △ 416, 227千 円 ) と な り ま し た 。 こ れ は、有形固定資産の取得による支出△ 108, 647千円等によるものであります。

財務活動によるキャッシュ・フローは、△99, 544千円( 前連結会計年度は△ 42, 490千円) となりました。これは、 短期借入れによる収入530, 000千円、短期借入金の返済による支出△460, 000千円、長期借入れによる収入100, 000千 円、長期借入金の返済による支出△256, 548千円等によるものであります。

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(16)

2 【生産、受注及び販売の状況】

( 1) 生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称 生産高( 千円) 前年同期比( %)

野菜苗生産販売事業 3, 259, 427 102. 4

流通事業 ― ―

海外事業 21, 233 94. 5

その他の事業 2, 870 ―

合計 3, 283, 530 102. 5

( 注) 1.金額は、当期総製造費用によっております。 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 3.流通事業については、該当ありません。

( 2) 商品及び製品仕入実績

当連結会計年度における商品及び製品仕入実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称 仕入高( 千円) 前年同期比( %)

野菜苗生産販売事業 53, 899 127. 9

流通事業 207, 726 103. 1

海外事業 ― ―

その他の事業 81 ―

合計 261, 706 107. 4

( 注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、仕入価格によっております。

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 4.海外事業については、該当ありません。

( 3) 受注実績

当連結会計年度における受注実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称 受注高( 千円) 前年同期比( %) 受注残高( 千円) 前年同期比( %) 野菜苗生産販売事業 4, 233, 648 104. 9 383, 906 114. 2

流通事業 ― ― ― ―

海外事業 6, 974 72. 1 276 435. 3

その他の事業 ― ― ― ―

合計 4, 240, 623 104. 9 384, 182 114. 2 ( 注) 1.金額は、販売価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 3.流通事業及びその他の事業については、該当ありません。  

( 4) 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称 販売高( 千円) 前年同期比( %)

野菜苗生産販売事業 4, 345, 685 105. 6

流通事業 258, 139 99. 1

海外事業 18, 729 85. 8

その他の事業 612 ―

合計 4, 623, 167 105. 2

( 注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

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(17)

【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 ( 1) 会社の経営の基本方針

当社グループは、野菜苗生産をコア事業として取組み「良い苗をいつでも・どこでも・いくらでも」の経営方 針の基、使いやすさ、環境への配慮、お客様一人ひとりにあった苗づくりを目指し、閉鎖型育苗施設苗などの新 設設備による安定した生産体制と全国各地のパートナー農場との連携により事業展開を拡大してまいりました。 そして、当社グループのフィールドは、野菜苗の枠組みを超え、種や培土などの農業資材の開発販売、家庭園芸 を楽しむ個人のお客様へのサービス拡充を行い、さらには、アジアを中心とし世界市場へ向けて進み始めていま す。全ては日本の農業のためになる役に立つ会社になることで農業に革命を起すことができる企業を目指し、企 業価値の向上に努めてまいります。

( 2) 目標とする経営指標

当社グループは、新たなアグリビジネスの構築に向かって、継続的な事業拡大と企業の成長及び収益力の向上 を目指します。目標とする経営指標としては、平成32年10月期における「売上高100億円、経常利益8億円」の達 成を掲げております。

( 3) 中長期的な会社の経営戦略

当社グループは、中長期成長に向けた取り組みとして、「全国農場展開」「多角化」「グローバル化」の三つ の柱を中心とした成長戦略で事業の拡大を目指してまいります。

① 全国農場展開

野菜苗マーケットのシェア拡大策として、全国各地の需要地に向けた直営農場及びパートナー農場の展開を積 極的に進めてまいります。具体的には、各産地・地域の個別ニーズに合わせた生産農場を展開し、全国同一の生 産体制から、地域密着型の個別農場展開を進めることによって、各地域にきめ細かく対応しシェア拡大を目指し てまいります。注力するエリアとしましては、引き続き需要の高い関東・九州エリアに向けた直営農場の増床と パ ー ト ナ ー 農 場 の 開 拓 を 進 め 、 産 地 需 要 ・ 家 庭 園 芸 需 要 の 取 り 込 み と 、 潜 在 顧 客 の 開 拓 を 加 速 さ せ て ま い り ま す。

  ② 多角化

ファンガーデン株式会社にて野菜苗・花苗を中心とした利益率の高い園芸商材を直売し、園芸愛好家や小規模 農家にも提案可能な園芸店を運営しております。ユーザーに直接提案できるメリットを最大限に活かし、一般家 庭園芸目線の商品開発や多彩な商品供給など、一般消費者から小規模兼業農家の要望にワンストップで応えられ る園芸店を目指してまいります。また、ファンガーデン株式会社と併設して平成29年4月に貸し農園「ベルみん 畑」をオープンしました。収穫の喜び、選ぶ楽しみ、家族で作る幸せ、新しい発見など家庭園芸の魅力を伝え、 より包括的なサービス提供を目指してまいります。

平成29年8月には千葉県旭市に育種及び品種開発等を事業とする株式会社むさしのタネを設立し育種事業を開 始いたしました。日本一の供給力を持つ苗事業との相乗効果により、生産者の期待に応えられる品種の開発及び 改良に取り組み、付加価値の高い苗の供給に繋げてまいります。

③ グローバル化

農業の成長産業化を見据えた展開としてグローバル化は必須と考え、巨大マーケットである中国市場に進出致 しました。中国の2018年経済発展方針の重点活動に「農村振興戦略の実施」が掲げられており、三農問題( 農業・ 農村・農民) の解決を重要課題とし、近代化農業の推進、農村土地制度の改革が進められております。また、国民 の食の安全・環境意識の高まりもあり、先進的な農業技術、特に日本の安心安全を担保する農業生産に高い注目 が集まっております。当社グループとしても、日本国内で培ってきた技術やノウハウを活かし、現地企業と連携 しながら事業基盤を整え、中国国内の需要を取り込むため、種苗から農産物生産にわたるアグリビネス事業の展 開を推し進めてまいります。

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(18)

( 4) 会社の対処すべき課題

当社グループは、国内市場の縮小、農業従事者の高齢化及び後継者不足など厳しい状況が続く環境の中で事業拡 大に向けて、積極的に国内設備投資や研究技術開発を行い、海外事業も積極的に推進しております。その結果、こ れらの先行投資により、継続的に営業損失が発生しており継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象ま たは状況が存在しております。当社グループは、これらの事象等を解消するために以下の事項に取組んでまいりま す。

① 苗事業の売上拡大及び収益性の改善

・値上げを含む苗単価の見直しによる利益率の改善   

・自社農場、パートナー農場を生かした産地営業強化及び販路拡大と効率的な運営による生産性の向上 ・研究・技術開発を中心にした新商品の開発、生産工程の改善の推進による生産性の向上

・全社的な苗品質の見直しによる安定した品質の確保 ② 苗事業拡大における設備投資の在り方の見直し

・自社農場の増設、他企業との連携による農場展開及び優良パートナー農場の開拓のバランスを整えることで の設備投資負担の軽減

・効率化につながる機械装置、設備の改善及び導入 ・野菜以外の苗事業による設備や人員の稼働率の向上 ③ 流通事業における事業内容の見直しと販売強化

・コンビニエンスストア事業の撤退による収益性の改善

・青果物の仕入販売取引の見直し、専門業者との連携強化による苗事業や資材の販売事業における付加価値の 向上

・農業生産者及び園芸愛好家向けの種子や資材の販売強化 ④ コスト削減策

・間接経費の見直し及び削減

・品質向上を前提とした生産資材や生産工程の見直しによる製造経費の削減 ・子会社である株式会社むさしのタネでの、コスト削減につながる優良品種の開発 ⑤ 海外事業の推進

・開発拠点の子会社である青島芽福陽園芸有限公司を通じ、本格的な苗事業による収益の向上 ・種子や農業資材等の輸出入による収益の確保

⑥ 関連会社との連携

・ファンガーデン株式会社の早期黒字化による収益の確保

・ベルグアースグループとファンガーデン株式会社との更なるシナジー効果の推進

以上の具体的な対応策を実施することにより、収益力の回復および経営基盤の強化を図り、当該事象等の改善に 努めてまいります。

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(19)

4 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可 能性のある事項には、以下のようなものがあります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。  

( 1) 天候不順、異常気象について

当 社 グ ル ー プ の 主 た る 事 業 は 、 野 菜 苗 の 受 注 生 産 で あ り ま す 。 生 産 の 大 部 分 は ハ ウ ス 内 で 栽 培 し て お り ま す の で、気温及び日照等、天候の影響を受けることになります。また、天候不順が続くと苗の品質に影響し、製品価値 の低下に繋がります。そのため、当社グループでは、品質の安定化を目指し、閉鎖型苗生産施設や冷房設備等の新 型設備の導入、天候に合わせた栽培方法・技術・ノウハウの蓄積、研究開発及び委託展開による生産地の分散等の 施策を行ってまいりました。しかしながら、天候不順の影響は完全に回避できるものではなく、猛暑、日照不足、 台風といった天候不順及び異常気象の発生により、十分な品質や生産量が確保されない場合、当社グループの業績 に影響を与える可能性があります。

また、上述の通り生産地の分散を進めておりますが、一次育苗については現時点において、その大部分を本社農 場で行っております。その結果、上述の天候不順及び異常気象の影響を受ける場合には、当社グループの業績に影 響を与える可能性があります。

( 2) 自然災害による影響について

平成23年3月11日に発生しました東日本大震災では、当社のいわて花巻農場において停電、燃料不足、物流機能 の停滞等が発生しました。また、平成26年2月に関東甲信地域で発生した記録的な大雪では、当社の顧客( 農家) が 所有するビニールハウス等の農業施設が倒壊するなどの甚大な雪害が発生し、当社への苗の発注が減少いたしまし た。当社は自社農場及びパートナー農場( 委託先) の全国展開によりリスク分散を図っておりますが、今後、このよ うな想定を上回る自然災害が発生した場合、本社機能の停止、生産農場の停止、受注の減少等により、当社グルー プの業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

( 3) 種子、原油価格の変動について

原材料である種子は、一般的に品種改良されるたびに新品種として発表され、基本的には付加価値が高くなるに つれて仕入価格も上昇していきます。また、現在は海外での採種が主流であるため現地の経済状況及び採種環境等 の影響により突然値上がりする場合があります。また、原油価格の上昇は重油・灯油の値上がりによる冬期の育苗 コストの上昇に加え、あらゆる育苗資材の仕入価格上昇に繋がることとなります。

当 社 グ ル ー プ は 、 過 去 に 発 生 し た こ の よ う な 原 材 料 価 格 及 び 燃 料 単 価 高 騰 時 に お い て は 、 仕 入 先 の 変 更 、 種 子 メーカーとの連携、省エネ資材・設備の利用等によりコストダウンを図りながら製品販売価格の調整を行ってまい りましたが、今後、消費者の低価格志向が進むことにより価格調整での対応ができない場合は、当社グループの業 績に影響を与える可能性があります。

( 4) 病害虫について

当社グループは、一部、完全閉鎖型苗生産施設を利用しておりますが、大部分は屋外でのハウス栽培を行ってお ります。そのため、病気や害虫の発生を完全に防ぐことは極めて難しい状況にあります。当社グループでは病害虫 の発生を防ぐため、長年のデータ蓄積による発生予測、病害虫侵入防止設備の導入( 物理的防除) 、圃場内の清掃、 予防農薬の散布、病害虫の早期発見に努めておりますが、生産者に納品した後に病害虫が発生する可能性がありま す。この場合、発生時期と病害虫の種類によっては当社グループの責任において生産者に対する何らかの補償を行 う可能性や風評により受注が減少する可能性があり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

( 5) 栽培技術者の育成について

当社グループは、生産拠点を全国展開しており、栽培技術者個々の技術・ノウハウを組織全体に広げていく必要 があります。そのため、技術・ノウハウを早く習得させるために、入社後すぐに実践の場に立たせ、多くの経験を 蓄積できる体制にしております。また、栽培技術者の担当する品目や育苗施設を固定化し、栽培技術指導者を中心 としたチームを組織して競争意識を持たせるなどの相乗効果を図っております。

全国の自社農場で技術・ノウハウを習得した栽培技術者も育ち始めており、現在のところ不足はしておりません が、今後生産拠点がさらに増加及び拡大されることによって、十分な栽培指導が行き渡らなくなる場合や技術・ノ

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(20)

( 6) 競合について

当社グループは、野菜接ぎ木苗の生産販売に特化しており、接ぎ木苗の利用者の獲得において先行しているもの と認識しております。今後も更なるシェアの拡大を目指し、営業部門の強化、顧客ニーズに対応した商品開発、生 産能力の拡大等を図っておりますが、今後、異業種からの参入及び競合他社の拡大が生じ、競争の激化による顧客 の流出やコストの増加等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、当社グループが今 後において、競合他社等の影響により当社グループの競争優位性が低下した場合、当社グループの業績に影響を与 える可能性があります。

( 7) 野菜苗生産販売事業への依存について

当社グループは、野菜接ぎ木苗の生産販売に特化しており、売上高及び利益の大部分に貢献しております。当社 グループといたしましては、実生苗( 接ぎ木をしていない苗) の売上拡大や農業資材・農産物の仕入販売事業( 流通事 業) の拡大、販売先の新規開拓や深耕拡大、新規事業の開発に取り組んでおりますが、現時点では野菜の接ぎ木苗に 依存しております。

接ぎ木苗の普及は引き続き進んでいるものの、今後、日本農業がどのように進展していくかについては不透明な 部分もあり、国の政策方針の転換、輸入野菜の増加、農家の高齢化及び後継者不足等により、今後の日本農業に大 きな変化が生じた場合、また、予期せぬ技術革新によって接ぎ木苗の需要が著しく減少した場合、当社グループの 事業展開や業績に影響を与える可能性があります。

( 8) 業績の変動について

当社グループの業績は、第1四半期において、他の四半期に比べ売上高が低下する傾向にあり、利益も売上高の 変動の影響を受けて低下する傾向になっております。これは、当社グループの主力製品である野菜苗の需要が、当 社の第1四半期にあたる11月∼1月に全国的に減少するためであります。現在、閑散期に向けた新製品の開発を急 いでおりますが、当面は第1四半期の売上高が他の四半期に比べて低下することが予想されます。このため、第1 四半期の業績が、年間の業績の傾向を示さない可能性があります。

なお、平成29年10月期における四半期毎の業績の概要は以下のとおりであります。

( 単位:千円) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 年度合計 売上高

( 構成比 %)

501, 760 ( 10. 8)

1, 472, 934 ( 31. 8)

1, 045, 892 ( 22. 6)

1, 602, 579 ( 34. 6)

4, 623, 167 ( 100. 0) 売上総利益

( 構成比 %)

1, 541 ( 0. 1)

385, 064 ( 36. 0)

286, 109 ( 26. 7)

395, 574 ( 37. 0)

1, 068, 289 ( 100. 0) 営業利益又は営業損失( △)

( 構成比 %)

△ 235, 035 ( −)

73, 908 ( −)

△9, 459 ( −)

111, 411 ( −)

△59, 175 ( −) ( 注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。

( 9) 特有の法的規制等について

当社及びベルグ福島株式会社は、農地法で規定された農業生産法人ではないため、農地の取得が認められており ません。なお、以前は農地保護を目的とした農地法の規定により、一般の事業会社は農地を借りることもできませ んでしたが、現在は、規制緩和の流れを受けた過去数度の農地法及び関連法規の改正によって一般事業会社が農地 を 借 り る こ と が 可 能 に な り ま し た 。 現 在 、 当 社 に つ き ま し て も 農 地 を 賃 借 し て 野 菜 苗 を 生 産 し て お り 、 こ の 流 れ は、当社グループにとって生産設備拡張の自由度が増し、規模拡大への追い風となっております。

しかしながら、今後の新たな農地法及び関連法規の改正の動向が当社グループの事業展開や業績に影響を与える 可能性があります。また、農地法及び関連法規以外に、農薬については農薬取締法、毒物及び劇物取扱法、育苗に ついては種苗法の規制を受けており、それらの法規の改正等の動向によっては当社グループの業績に影響を与える 可能性があります。

( 10) 中国での事業展開について

当社グループは、中国の巨大マーケットでの事業活動を実施するため、平成26年11月に中国の青島芽福陽園芸有 限公司を子会社化いたしました。今後、中国における法的規制、政情・経済の変動など予測不能な事態が発生し、 中国子会社の事業展開に影響が出た場合、当社グループの事業展開や業績に影響を与える可能性があります。  

( 11) 重要な事象等について

当 社 グ ル ー プ は 、 前 連 結 会 計 年 度 に お い て は 、 営 業 損 失 98, 418千 円 、 当 連 結 会 計 年 度 に お い て は 、 営 業 損 失

ベルグアース株式会社(E 25969)

(21)

このような状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が続いておりますが、 「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (5)継続企業の前提に関する事項について」に 記載のとおり当該事象等を解消するため、具体的な対応策を実施することにより収益力の回復に努めており、継続 企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断し、連結財務諸表への注記は記載しておりません。

ベルグアース株式会社(E 25969)

(22)

【経営上の重要な契約等】

( 1) 委託生産に関する外注取引契約

契約会社名 相手先の名称 契約品目 契約内容 契約期間

ベルグアース株式会社 株式会社山口園芸 野菜苗全般

野 菜 苗 の 外 注 取 引契約

平成19年11月1日∼平成20年10月31日 ( 但し、契約期間終了後も異議のない限 り自動的に1年間ずつ更新する)

ベルグアース株式会社 株式会社花の海 同上 同上

平成19年11月1日∼平成20年10月31日 ( 但し、契約期間終了後も異議のない限 り自動的に1年間ずつ更新する)

( 2) 土地利用に関する契約

契約会社名 相手先の名称 農場名 契約品目 契約内容 契約期間

ベルグアース株式会社 地主5名 本社農場 農地: 8, 267㎡

農業生産法人以外の一 般 法 人 が 農 地 を 賃 借 し、利用できる契約

平成28年11月1日∼ 平成33年10月31日

ベルグアース株式会社 地主1名 本社農場 農地: 485㎡ 同上

平成28年10月10日∼ 平成34年10月31日

ベルグアース株式会社 地主2名 本社農場 農地: 1, 318㎡ 同上

平成25年7月1日∼ 平成35年6月30日

ベルグアース株式会社 地主1名 本社農場 農地: 207㎡ 同上

平成25年9月1日∼ 平成35年8月31日

ベルグアース株式会社 地主1名 本社農場 農地: 361㎡ 同上

平成27年6月26日∼ 平成32年6月25日

ベルグアース株式会社 地主1名 本社農場 農地: 2, 891㎡ 同上

平成26年7月1日∼ 平成36年6月30日

ベルグアース株式会社 地主1名 本社農場 農地: 2, 199㎡ 同上

平成27年11月1日∼ 平成32年10月31日

ベルグアース株式会社 地主7名 長野農場 農地:20, 111㎡ 同上

平成28年4月1日∼ 平成31年3月31日

ベルグアース株式会社 地主1名 長野農場 農地: 5, 950㎡ 同上

平成26年7月1日∼ 平成29年6月30日( 注)

ベルグアース株式会社 地主1名 松山農場 農地: 2, 702㎡ 同上

平成24年12月12日∼ 平成29年12月11日

ベルグ福島株式会社 地主1名 ベルグ福島 宅地:20, 055㎡

一般法人が土地を賃貸 し、利用できる契約 

平成27年4月30日∼ 平成37年4月29日

(注)契約期間終了後も異議のない限り自動的に3年間ずつ更新する。

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(23)

6 【研究開発活動】

当社グループは、野菜苗メーカーとして、最先端の育苗技術の開発及び既存技術の課題解決を目的とした研究技術 開発活動を続けております。また、野菜苗の育苗技術を活用し新たな苗の開発にも積極的に取り組んでおります。大 学・公立研究機関・民間企業等とも協力体制を構築し、共同研究及び受託研究に積極的に取り組み、農業の発展に貢 献していく方針であります。

当連結会計年度における一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費の総額は65, 837千円であります。

セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。 ( 1) 野菜苗生産販売事業

当事業部門では、苗の生産性向上、品質向上、付加価値化を最大の研究テーマとして取り組んでおります。 具体的には、育苗施設の環境モニタリングによる最適育苗環境の構築、閉鎖型育苗の生産性向上や苗の高付加価 値化、新規完全閉鎖型育苗装置の開発、病害虫防除効果の高い新規接ぎ木苗の開発など多岐にわたる課題に取り組 み、一定の成果をあげております。

また、大学や公立研究機関との協力体制を構築しており、苗の開発・普及において研究データの共有化や意見交 換を行い、研究成果を迅速に生産現場へ落とし込む体制を整えております。

( 2) 流通事業

該当事項はありません。

( 3) 海外事業

該当事項はありません。

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(24)

7 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

( 1) 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されて おります。この連結財務諸表の作成にあたって、見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や状況に応じて 合理的な判断に基づき会計上の見積りを行っております。この連結財務諸表の作成にあたり重要な会計方針につき ましては、「第5 経理の状況」に記載しております。

( 2) 財政状態の分析

流動資産は、前連結会計年度末と比べ6, 019千円( 0. 4%) 増加の1, 668, 827千円となりました。これは、受取手形及 び売掛金が38, 889千円、商品及び製品が21, 307千円それぞれ増加した一方で、未収消費税等が35, 603千円、未収法 人税等が13, 125千円、現金及び預金が10, 446千円減少したこと等によるものであります。

固定資産は、前連結会計年度末と比べ92, 361千円( 4. 5%) 減少の1, 971, 990千円となりました。これは、茨城農場 の 育 苗 施 設 新 設 工 事 に よ り 建 設 仮 勘 定 が 59, 040千 円 増 加 し た 一 方 で 、 有 形 固 定 資 産 の 減 価 償 却 が 進 ん だ こ と に よ り、196, 181千円減少したこと等によるものであります。

流動負債は、前連結会計年度末と比べ131, 753千円( 9. 5%) 増加の1, 513, 485千円となりました。これは、短期借入 金が70, 000千円、未払金24, 307千円、支払手形及び買掛金20, 444千円それぞれ増加したこと等によるものでありま す。

固定負債は、前連結会計年度と比べ131, 259千円( 14. 1%) 減少の798, 208千円となりました。これは長期借入金が 137, 132千円減少したこと等によるものであります。

純資産は、前連結会計年度末と比べ86, 836千円( 6. 1%) 減少の1, 329, 123千円となりました。これは、利益剰余金 が81, 876千円減少したこと等によるものであります。

( 3) 経営成績の分析 ① 売上高

当連結会計年度における売上高は4, 623, 167千円( 前期比5. 2%増) となりました。詳細につきましては「第2  事業の状況 1業績等の概要」をご参照ください。

② 売上原価

当 連 結 会 計 年 度 に お け る 売 上 原 価 は 3, 554, 878千 円 ( 前 期 比 3. 4% 増 ) と な り ま し た 。 こ の 結 果 、 売 上 総 利 益 は 1, 068, 289千円( 前期比11. 4%増) となりました。

③ 販売費及び一般管理費

当連結会計年度における販売費及び一般管理費は1, 127, 464千円( 前期比6. 6%増) となりました。この結果、営 業損失は59, 175千円( 前期は営業損失98, 418千円) となりました。

④ 営業外損益

当連結会計年度における営業外収益は受取手数料2, 752千円、補助金収入17, 450千円等により24, 422千円となり ました。営業外費用は支払利息4, 851千円、持分法による投資損失30, 904千円等により36, 658千円となりました。 この結果、経常損失は71, 410千円( 前期は経常損失91, 604千円) となりました。

⑤ 特別損益

当連結会計年度における特別損失は有形固定資産除却損3, 018千円、投資有価証券評価損14, 057千円等により 17, 356千 円 と な り ま し た 。 こ の 結 果 、 税 金 等 調 整 前 当 期 純 損 失 は 88, 767千 円 ( 前 期 は 税 金 等 調 整 前 当 期 純 利 益 151, 895千円) となりました。

⑥ 親会社株主に帰属する当期純利益

当連結会計年度における税効果会計適用後の法人税等合計は△10, 314千円( 前期は86, 258千円) 、非支配株主に 帰属する当期純損失は9, 273千円( 前期は非支配株主に帰属する当期純利益51, 655千円) となりました。この結果、 親会社株主に帰属する当期純損失は69, 178千円( 前期は親会社株主に帰属する当期純利益13, 981千円) となりまし た。

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参照

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